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小森はるか+瀬尾夏美「11歳だったわたしは」ワークショップ その③:「11歳だったわたしは 広島編」制作ワークショップ

  • ワークショップ
  • トーク
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※2/3(土)、4(日)、23(金・祝)、24(土)、25(日) に参加できること
広島市現代美術館ほか
  • 2/3(土)、4(日)、23(金・祝)、24(土)、25(日) 11:00–17:00(予定)

コレクション展2023-Ⅱ「コレクション・リレーションズ[ゲストアーティスト:小森はるか+瀬尾夏美]」では、小森はるかと瀬尾夏美が、宮城県に住む当時11歳から90代までの人びとに、11歳の頃のことで印象に残っていることや、人生の契機、大切だと感じていることなどについて尋ね、映像と文章で記録した《11歳だったわたしは》(2021-23)を展示しています。その関連プログラムとして、「11歳だったわたしは」に関する3つのワークショップを実施します。
その③では、「11歳だったわたしは 広島編」制作ワークショップを行います。参加者が広島に暮らす数名にインタビューと映像撮影を行い、小森と瀬尾に助言を受けながらインタビュー映像の編集と聞き書きの文章を制作します。それらは会期中に展示のなかで紹介される予定です。ワークショップを通して、参加者の人びとが同時代に生きる広島の人びとの様々な語りと出会い、聞き手と丁寧に対話を重ね、そこからつむがれた言葉を文章や映像に表す方法を学びます。記録と表現に関心がある方や、広島の地域史に関心がある方のご参加をお待ちしています。


参加条件|2月3日(土) 、4日(日)、23日(金・祝)、24日(土)、25日(日)に参加できること。
3月の活動日程については、参加者と相談します。


※参加希望の方は「その①:上映会+読書会」「その②:アーティスト・トーク+インタビュー体験」もあわせてご参加いただくことをおすすめします。


その①:上映会+読書会
その②:アーティスト・トーク+インタビュー体験

◉作家の言葉

わたしたちは、東日本大震災の影響を強く受けた東北沿岸部で、語りの記録を続けてきました。そのなかで、とくに発災当時小学校高学年(11歳前後)だった人たちが、震災の経験を繰り返し反芻し、影響を受けながら日々を生きていることを感じてきました。
そこから翻って、わたしたちは、別の時代に生まれた人たちの11歳の記憶も聞きたいと思い立ちました。震災後、「震災を経験しているか否か」によって、その語りの価値が決まってしまうような感覚が広まっていましたが、同時代を生きるひとりひとりの語りを記録し、形にしていくことで、その単純化された境界線を解きたいと考えました。また、すべての、歴史的には何もなかったかのように描かれてしまう時代にも、大切な時間や出来事があったということも確かめたいと思いました。
今回、現代美術館での展示の機会をきっかけにして、「11歳だったわたしは 広島編」のインタビューを始めています。何よりも、「広島でこそ、このプロジェクトをやるべきですね」と言って引き受け入れてくださる方々が多いことに励まされています。原爆投下という巨大な災禍と被害があり、その記憶を継承する取り組みが行われてきた広島は、同時に、かけがえのない、ひとりひとりの日常が営まれてきたまちです。このまちで暮らすみなさんのお話を聞かせていただきたいです。
また、このプロジェクトを一緒に進め、インタビューや文字起こし、映像撮影などを行ってくれる方にも出会えたらいいなとも思っています。まずはぜひ、会期中に企画されているワークショップなどにご参加いただければ幸いです。

小森はるか+瀬尾夏美

インタビューの様子(参考)

撮影の様子(参考)

ワークショップの流れ ※内容は変更となる場合があります

  • 1
    募集締切
    1月21日(日)
  • 2
    ワークショップの説明
    2月3日(土)/4日(日)
    「11歳だったわたしは」の制作の趣旨について説明を聞きます。その後、作家による広島に住む人びとへのインタビューの場に立ち会い、その方法について学びます。
    ファシリテーター:小森はるか、瀬尾夏美
  • 3
    インタビューと撮影の実践
    2月23日(金・祝)、24日(土)
    広島に住む人びとへのインタビューと映像撮影を実践します。
    ファシリテーター:小森はるか、瀬尾夏美
  • 4
    振り返り/聞き書きについて説明
    2月25日(日)
    自分たちで行ったインタビューと撮影の内容ついて共有し、意見交換を行います。また、インタビューした内容を文字にあらわすことについてレクチャーを受けます。
    ファシリテーター:瀬尾夏美
  • 5
    映像編集について説明
    3月上旬
    自分たちで撮影した映像をあらためて見返し、意見交換を行います。また、映像を編集するときのポイント等についてレクチャーを受けます。(オンラインの可能性あり)
    ファシリテーター:小森はるか
  • 6
    聞き書きの作成と映像編集
    3月上旬〜下旬
    各自で聞き書きの文章を書いたり、映像編集を行います。
  • 7
    映像と聞き書きの展示
    3月末(予定)
    「コレクション 2023-Ⅱ コレクション・リレーションズ[ゲストアーティスト:小森はるか+瀬尾夏美]」の展示にて、制作した映像と聞き書きを展示します。
ファシリテーター
小森はるか+瀬尾夏美
会場
広島市現代美術館ほか
定員
5名程度
※要事前申込
※申込多数の場合は選考あり、参加者の方には、1/26(金)までにご連絡します。

料金
無料
対象
高校生以上
申込フォーム - 受付終了しました
小森はるか+瀬尾夏美「11歳だったわたしは」ワークショップ その③:「11歳だったわたしは 広島編」制作ワークショップ
申込締切: 2024年1月21日 (日)

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