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特別展
エイドリアン・バーグ:無限の庭園

2026年1月24日(土) — 4月12日(日)

エイドリアン・バーグ《シェフィールド公園1985-86年秋》(部分)1985-86

広島市現代美術館は、エイドリアン・バーグ(1929-2011)の日本における初個展「エイドリアン・バーグ:無限の庭園」を開催します。バーグはそのキャリアの初期から晩年まで一貫して風景画を追求し、特に、1960年代からの約20年間、自身がアトリエを構えたイギリスのリージェンツ・パークを繰り返し描いたことで知られています。ひとつのキャンバスに複数の空間表現や異なる時間軸を織り込む独自のスタイルは、その後、イギリス各地の庭園や旅先の風景へと主題が広がる過程でさらなる展開を見せています。
本展のタイトル「無限の庭園」は、特に「庭園」という主題を描き続けたバーグの絵画的探究を言い表すとともに、そこで描かれる、天候や太陽の位置、季節の移り変わりによってとめどなく変化する自然の姿そのものを指します。本展は、約50年に及ぶバーグの画業を通覧する国内で初めての機会として、初期作から晩年に制作された作品まで、豊富な関連資料をまじえてご紹介します。

《3月の風景》1966
Estate of the artist, Courtesy of Frestonian Gallery and the Adrian Berg Estate

《グロスター・ゲート(リージェンツ・パーク)、夏、秋、冬》1982、東京都現代美術館蔵
© Adrian Berg. All rights reserved, DACS & JASPAR 2025 E5930

《シェフィールド公園1985-86年秋》1985-86、広島市現代美術館蔵

《ストアヘッド、6月25日、26日、27日》2000、個人蔵
Courtesy of Frestonian Gallery and the Adrian Berg Estate

《植物園、マデイラ、10月23日》2005
Estate of the artist, Courtesy of Frestonian Gallery and the Adrian Berg Estate

作家のスケッチブック(シェフィールド公園の二連画、色彩メモ)2002
Estate of the artist, Courtesy of Frestonian Gallery and the Adrian Berg Estate

基本情報

会期
2026年1月24日(土) — 4月12日(日)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

会場
広島市現代美術館 展示室B-1
アクセス
休館日
月曜日(ただし2/23は開館)、2/24(火)
観覧料
一般1,100円 (850円)、大学生800円 (600円)、高校生・65歳以上550円 (400円)、中学生以下無料
※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
※本展チケットで同時開催中のコレクション展もご覧いただけます
※原爆障害者章、身体障害者手帳ほかをお持ちの方と、その介添者は無料 詳細はこちら


【前売券】
オンラインショップ「339」
チケットぴあ〈Pコード 687-367〉
※販売は1月23日(金)まで
※広島市現代美術館の受付でも販売しています
主催
広島市現代美術館
後援
広島県、広島市教育委員会、中国新聞社、朝日新聞広島総局、毎日新聞広島支局、読売新聞社広島総局、中国放送、テレビ新広島、広島テレビ、 広島ホームテレビ、広島エフエム放送、尾道エフエム放送
協力
Frestonian Gallery、Adrian Berg Estate

アーティスト・プロフィール

エイドリアン・バーグ
Estate of the artist, Courtesy of Frestonian Gallery and the Adrian Berg Estate

エイドリアン・バーグ(1929-2011)

1929年、ロンドン生まれ。英文学、教育学などの専攻を経て、1961年、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業。日本では、1982年に全国を巡回しイギリスの現代美術の動向を取り上げた「今日のイギリス美術」展において初めて本格的に紹介された。キャリアを通じて風景画を描き続け、従来的な遠近法や色彩理論にとらわれない独自の画風を確立した。

イベント・カレンダー

開館時間10:00-17:00
TEL082-264-1121