戦後日本住宅伝説

開館時間:10:00〜17:00 (10月12日、13日は19:00まで開館、入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日 (ただし10月13日、11月3日、24日は開館し、翌日休館)
観覧料:一般1,030(820)円、大学生720(620)円、
高校生・65歳以上510(410)円、中学生以下無料
( )内は前売りおよび30名以上の団体料金 ※11月3日(文化の日)は全館無料
主催: 広島市現代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
後援: 広島県、広島市教育委員会、広島エフエム放送、尾道エフエム放送
協賛: ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜

広島市現代美術館

広島市現代美術館

  • 住居
  • コアのあるH氏の住まい
  • 私の家
  • 新宿ホワイトハウス
  • スカイハウス
  • 塔の家
  • 白の家
  • 水無瀬の町家
  • 虚白庵
  • 松川ボックス
  • 反住器
  • 中銀カプセルタワービル
  • 原邸
  • 幻庵
  • 中野本町の家
  • 住吉の長屋

展覧会構成および主な作品紹介

戦後の広島を象徴する広島平和記念公園・平和記念資料館の設計を手がけた丹下健三の「住居」(1953)からはじまり、伝統の探求のなかにそのヒントを得たもの、都市とのかかわりに思いをめぐらせながらその解法を表現したものなど、建築家は「住」を取り巻くさまざまな課題に向かいながら空間表現を追究していきました。 60年代、「住宅は芸術である」と篠原一男は宣言、住宅建築の重要性を提唱し、注目されます。万博後、70年代の建築家の眼は強く内部に注がれ、従来のやりかたに異を唱えるなど、斬新な表現を追究していきました。極小の敷地、限られた条件など必ずしも恵まれた状況にあるとはいえない日本の「住」。近代化のなかで私的かつヒューマンな空間である住宅に熱い視線が注がれた時代の建築を美術館で一挙ご紹介します。

各作品紹介

関連プログラム

オープニング鼎談「広島新世代建築家たちの視点」
鼎談ゲスト:五十嵐太郎(本展監修者・東北大学教授)、小川文象(建築家)、土井一秀(建築家)

2014年10月4日(土)14:00~15:30

広島を拠点とする次世代の建築を担う70年代生まれの建築家が、伝説の住宅のもたらしたインパクト、現在の試み、これからの住宅について語ります。
会場:地下1階ミュージアム・スタジオ
定員:120名

※要展覧会チケット(半券可) ※当日10時より受付にて整理券配布

五十嵐太郎

五十嵐太郎

1967年フランス・パリ生まれ。東京大学大学院修士課程修了。博士(工学)、建築史、建築評論家。東北大学大学院教授。2008年のヴェネツィアビエンナーレ国際建築展では、日本館コミッショナーを務めた。2013年のあいちトリエンナーレに於いて芸術監督としての活動が評価され文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。本展覧会監修者。

小川文象

小川文象

1979年山口生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科卒業。ロンドン大学バートレット建築学校大学院、アトリエジャンヌーヴェル勤務を経て2008年FUTURE STUDIO設立。広島本通の商業ビルMiss Hiroshimaが2014年日本建築学会作品選集新人賞を受賞。都市からプロダクトまで領域を横断しながら幅広いデザイン活動を行う。

土井一秀

土井一秀

1972年広島生まれ。広島大学大学院工学研究科環境工学専攻修了。文化庁新進芸術家海外研修員としてFOA/ロンドンなど、国内外の建築事務所勤務を経て2004年土井一秀建築設計事務所設立。一級建築士。「風景の発掘」をキーワードに戸建住宅や集合住宅、医療施設から家具デザインも手がける。


特別対談「住まうこと、建築、ヒロシマ」
対談ゲスト:磯崎新(建築家・本展出品者)、三分一博志(建築家)

2014年10月22日(水)14:00~15:30

広島の廃墟のなかに未来都市の姿を直感し「ふたたび廃墟になったヒロシマ」を1968 年に発表した磯崎氏と、広島を拠点に再生したヒロシマの原風景を建築に取り込もうと試みる三分一氏を迎え、廃墟から再生へと向かった広島で建築を巡ってお話しいただきます。

会場:地下1 階ミュージアム・スタジオ

定員:120名

※要展覧会チケット(半券可) ※当日10時より受付にて整理券配布

磯崎新

撮影:木奥惠三

磯崎新

1931年大分生まれ。丹下健三に師事し、1963年磯崎新アトリエ設立。代表作に、大分県立図書館(現アートプラザ、1966)、群馬県立近代美術館(1974)、ロサンゼルス現代美術館(1986)、秋吉台国際芸術村(1998)、トリノアイスホッケースタジアム(2005)、カタール国立コンベンションセンター(2011)、上海シンフォニーホール(2014)など多数。2013年、半世紀に渡る執筆をまとめた磯崎新建築論集(岩波書店)を出版。建築のみならず、多岐に渡る領域で活動。本展覧会出品者。

三分一博志

三分一博志

1968年生まれ。東京理科大学理工学部建築学科卒業。小川晋一アトリエを経て三分一博志建築設計事務所設立。代表作にRunning Green Project(山口/2001)、Wood Egg お好み焼館(広島/2008)、自然体感展望台六甲枝垂れ(兵庫/2010)、瀬戸内海国立公園宮島弥山展望休憩所(広島/2013)など。犬島精錬所美術館(岡山/2008)が日本建築学会賞作品賞、日本建築大賞を受賞。「地球のディテール」をテーマに国内外で活動。2012年からデンマーク王立芸術アカデミー教授。現在 (仮称)広島ピースタワー(広島マツダ大手町ビル全面改修計画)が進行中。


谷尻誠と行く、住宅・建築実見ツアー

2014年11月2日(日)13:00~16:00(予定)

坂の街・尾道で谷尻氏が設計を手がけた住宅やサイクリストのための施設(ONOMICHI U2)を歩いてめぐります。

ONOMICHI U2

《ONOMICHI U2》2014年

案内人:谷尻誠(建築家)
場所:尾道周辺(現地集合、場所は参加者に後日連絡)

参加費:500円(他、交通費自己負担)

対象:高校生以上

定員:20名

※要事前申込、申込多数の場合抽選
(申込締切日:10月10日←締め切りました)

谷尻誠

1974年広島生まれ。穴吹デザイン専門学校卒業。2000年建築設計事務所Suppose design officeを設立、現在まで住宅から展示会場など100以上の建築を手がける。著書に「1000%の建築」「談談妄想」がある。穴吹デザイン専門学校非常勤講師。広島女学院大学客員教授。

谷尻誠


学芸員によるギャラリー・トーク

2014年10月5日(日)、11月30日(日)14:00~15:00

担当学芸員が展覧会について解説します。

※要展覧会チケット、事前申込不要

展覧会カタログ

伝説の16住宅…その詳細を一冊にまとめました。
本展で紹介する16住宅の写真、図面そして解説テキストやデータなどを掲載しています。
また、展覧会関係者が寄せたエッセイも充実の内容。
加えて16名の出品建築家によるマニフェストや自作についての論考も再録しており、
展覧会を鑑賞した方はもちろん、鑑賞していない方にも読み物として十二分にお楽しみいただけます。
必携の一冊です。

[目次]

ご挨拶
エッセイ|住宅の神話|建畠晢(埼玉県立近代美術館館長)
エッセイ|建築家にとって住宅とは何だったのか|五十嵐太郎(建築史家・建築評論家)


▼作品
住居/丹下健三
コアのあるH氏の住まい/増沢洵
私の家/清家清
新宿ホワイトハウス/磯崎新
スカイハウス/菊竹清訓
塔の家/東孝光
白の家/篠原一男
水無瀬の町家/坂本一成
虚白庵/白井晟一
松川ボックス/宮脇檀
反住器/毛綱毅曠
中銀カプセルタワービル/黒川紀章
原邸/原広司
幻庵/石山修武
中野本町の家/伊東豊雄
住吉の長屋/安藤忠雄


エッセイ|戦後日本住宅への一視点─白の意味|伊豆井秀一(埼玉県立近代美術館学芸員)


▼資料再録
美しきもののみ機能的である|丹下健三
調和のある建築|増沢洵
私の家|清家清
小住宅設計ばんざい|八田利也[磯崎新、伊藤ていじ、川上秀光]
設計の論理|菊竹清訓
生きる姿の表現として|東孝光
住宅は芸術である 建築生産と対決する住宅設計|篠原一男
〈閉じた箱〉〈記号的表現〉そして〈即物性〉|坂本一成
住宅思言|白井晟一
裸の住宅設計論|宮脇檀
《反住器》仮説|毛綱モン太(毅曠)
Oh! サイボーグの掟|黒川紀章
住居に都市を埋蔵する|原広司
幻庵録 シリンダーは宇宙卵としての世界の充足を目差す|石山修武
白い環|伊東豊雄
都市ゲリラ住居|安藤忠雄


戦後日本住宅年表


展覧会模型製作者一覧
謝辞

価格:2,000円(税込) ISBN:978-4-7869-0255-0 C3052
ページ数:168ページ 制作・発行:新建築社
サイズ: 221mm x 297mm

※会期終了後の購入について
売り切れ及び価格や送料が変更になる可能性がありますので、
館ウェブサイトのショップページでご確認ください。

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