ビデオアートプログラムA第44回 : アレックス・モンティス

上映作品について

ニュージーランド北島のオークランド郊外にある有数のサーフィンスポットとして知られるビーチ。アレックス・モンティスは、蜃気楼にかすむこの砂浜で、前輪を浮かせたまま2.5キロメートルにわたりウィリー走行するオートバイをワンテイク撮影によって映像に収めました。アウトドア・スポーツが盛んなニュージーランドにおいて、モンティスは、自身もサーフィンのほか、ヘリコプター、航空機などを自ら操り、波を読み、気象や地形を読むと同時に、そうした地理的探索をアクロバティックな行為とともにパフォーマンスとして映像に記録します。人類の歴史が地理的探索とリスクへの挑戦とともにあったように、モンティスの作品もまた、一定の地形と気象の条件を綿密に読んで行われたささやかな冒険だといえるでしょう。

アレックス・モンティス

1977年北アイルランド、ベルファスト生まれ。10歳のとき家族とともにニュージーランドに移住。オークランド大学イーラム美術学校で写真、インターメディア、タイムベースド・アートを学び、博士号取得。同校で教鞭をとりながら、国内外の展覧会やフィルムフェスティバルなどに参加。サーフィンやモータースポーツ、ヘリコプター、曲芸飛行などのパフォーマンスを基にした映像やインスタレーション作品を制作している。

 上映作品

≪蜃気楼のための2.5kmウィリー走行≫ 2011年、カラー、サウンド、3’ 29”

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