ビデオアートプログラムA第40回:ジェイク・フライド

上映作品について

ジェイク・フライドは、インクと修正液、さらにグアッシュやコーヒーを用いて幻想的な情景を描き、修正と撮影を繰り返すことで、グラフティのような荒々しい描画が猛スピードで展開するアニメーションを制作してきました。登場するモチーフは次々と変形し、異なる物へと捉え直されていくことで、イメージと意味の連鎖が生まれ、また、修正液を塗り込めた空白からは、奥へ、手前へと、不規則に展開する物や空間が出現します。動植物や古代文明を想起させる図柄、そして、列車、飛行機など、現代文明を代表するもの、さらにはコンピュータなど、様々な時代や文化圏に属する多様なモチーフに取り囲まれるなか、それらに触発されるかのように人物像も変容を遂げていきます。過剰で荒々しい描写が観る者に衝撃を与え、覚醒を呼び起こすような表現といえます。

ジェイク・フライド

1984年アメリカ、イリノイ州シカゴ生まれ、マサチューセッツ州ボストン在住。メリーランド・インスティテュート・カレッジ・オブ・アートにて絵画を学ぶ。その後、ボストン大学にて美術史を専攻。絵画制作から作家活動をはじめ、描き重ね、描き直しを繰り返すなか、自身の関心が制作中に起こるイメージの変容にあることに気づき、アニメーション制作へと移行した。近年は国内外の映画祭や展覧会を中心に短編アニメーション作品を発表し、自身のウェブサイトにおいても作品を公開している。 http://www.inkwood.net

上映作品

《ナイトフォール》/Nightfall、2011年、カラー、サウンド、1’53”
《ディープ・エンド》/The Deep End、2013年、カラー、サウンド、1’00”
《ロウ・データ》/Raw Data、2013年、カラー、サウンド、1’00”

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