ビデオアートプログラムA第28回:スッティラット・スパパリンヤ


上映作品《シューティング・スターズ》について

画面に流れる無数の光と時折響く金属音。見るものを魅了するこの美しい映像が、実は2010年にタイ国内で起こったデモ隊と治安部隊との度重なる衝突から着想を得た作品だと知ったとき、映像に対する我々の印象は全く異なるものになるでしょう。作家はこの作品に映像というメディアがはらむ特性−現実を全く異なるものへと変換しうる危険性−を反映させています。現実から乖離した美しい映像を前にしたとき、我々は信ずべきものは何かを自問することになるでしょう。(2010年、カラー、サウンド、9′00″)

スッティラット・スパパリンヤ

1973年、タイ、チェンマイ生まれ、同地在住。チェンマイ大学で絵画を学んだ後、ライプツィヒ視覚装丁芸術大学大学院でメディア・アートを学ぶ。2011年には、アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成を受けニューヨークに滞在、視覚芸術の調査を行なう。「第4回恵比寿映像祭」(2012)をはじめ、国際的に作品を発表。2012年8月末から、トーキョーワンダーサイト青山の「海外クリエーター招聘プログラム」により来日中。3ヶ月に渡り滞在制作を行う。

関連プログラム

2012年9月15日(土)14:00〜15:30
アーティスト・トーク

映像メディアの特質について、見る者に考察を促す作品の制作を続ける作家に、制作の過程や作品に込めた思いについてお話しいただきます。
会場:エントランスホール
※参加無料、申込不要、逐次通訳あり
※協力:トーキョーワンダーサイト

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