特別展開館20周年記念特別展 荒木経惟 広島ノ顔


日本が世界に誇る写真家、アラーキーこと荒木経惟(1940年生まれ)は、一般の人々の普段の姿やヌード、咲き誇って枯れていく花、街並みや路地といった風景、猫など、さまざまな対象を被写体とし、その時代の表情を斬新な切り口によって撮影しつづけてきました。そのアラーキーが近年挑んでいるのが、究極のヌードともいえる「顔」。広島市現代美術館開館20周年を記念して開催する本展覧会は、荒木が撮影した広島に暮らす人々、「広島ノ顔」が主役となります。荒木はテンポよい独特の話術によって徐々にモデルたちの緊張を和らげ、素顔を引き出し、ベストの一瞬を見事に捉えます。6月、7月の二度にわたってとり行われた撮影会は、被写体として選ばれた461組(1035人)の撮影を多くの見学者が見守る中、大盛況のうちに終了しました。

本展では、荒木が精力的に撮り下ろした、現代の広島に暮らす人々—惨禍を体験しながらも都市の再生に努めてきたお年寄りから、広島の未来を担っていく子どもや若者まで—のポートレイトを一挙大公開いたします。また今回は本展のために特別に撮り下ろし、原爆の惨禍から見事復興を果たした広島に荒木が捧げる花の写真約100点も同時に展示いたします。「広島ノ顔」は、日本全国に暮らす人々数万人の肖像を網羅的に写真におさめ、現代日本とその文化の総体を記憶し、未来に残そうという荒木が続ける「日本人ノ顔プロジェクト」の一環です。

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