作家紹介[ARTIST]

ドリス・サルセド (Doris Salcedo)

1958年生まれ、コロンビア共和国ボゴタ出身・在住。
ボゴタのホルヘ・タデオ・ロサノ大学で美術の教育を受けたのち、1980年代の初めに渡米し、ニューヨーク大学の大学院で彫刻を学びます。その後、80年代半ばにボゴタへ戻り、90年代の初めまでコロンビア国立大学で後進の指導に当たりながら、制作活動を継続。
1990年代前半からヴェネチア・ビエンナーレやサンパウロ・ビエンナーレなどの国際美術展に参加し、国際的な評価を確立してきました。そして2007年には、ロンドンのテート・モダンの床に167メートルにわたる亀裂をつくり出したインスタレーションで、さらにその名を世界に知らしめます。
2010年にはスペイン文化省主催のヴェラスケス造形芸術賞を受賞。また2015年の2月からは、シカゴ現代美術館を皮切りにニューヨーク、ロサンゼルスを巡回する大規模な回顧展が開催される予定です。

ドリス・サルセド Photo by Rui Gaudêncio, 2011

ドリス・サルセド Photo by Rui Gaudêncio, 2011

[主な展覧会]

1993 Aperto 93、ヴェネチア・ビエンナーレ
1998-99 「Unland/ Doris Salcedo」(ニューミュージアム/ニューヨーク)
2002 ドクメンタ(カッセル/ドイツ)
2003 イスタンブール・ビエンナーレ
2007 「Shibboleth」(テート・モダン/ロンドン)
2010-13 「Plegaria Muda」(マルメ近代美術館/スウェーデン、
CAMカルースト・ガルベンキアン財団/リスボンほか)

《二つの都市建築物の間に積み上げられた1550個の椅子》2003、第8回イスタンブール・ビエンナーレ、Photo by Sergio Clavijo

《シボレス》2007、テート・モダン、タービンホール/ロンドン、Photo by Marcus Leith/Andrew Dunkley

[受賞メッセージ]

私の作品に対し、このような名誉ある賞を授けてくださり皆様にお礼申し上げます。

この賞を謹んでお受けするとともに、今回の受賞は、私の作品に対する評価というだけでなく、今後もその苦しみが忘れられることのないよう、

人類への暴力行為の犠牲者の体験をテーマに取り組んでいく責任を意味するものだと受け取っています。

広島は紛れもなく、その悲惨で恐ろしい体験を通じ、今では我々の道徳的拠り所の一つであり、

すべての人々に感銘を与える忍耐力と回復力を示す例となっています。

ドリス・サルセド

正式名称 コロンビア共和国
国旗 黄色はコロンビアの富、青は自然の海と空を、
そして赤は国民の血(愛国心)を象徴
首都 ボゴタ
人口 約4,770万人(2012年)、ラテンアメリカではブラジル、
メキシコに続き第3位
主要言語 スペイン語
産物 コーヒー、エメラルド、切り花(バラ・カーネーション)の産地として有名
スポーツ 国民的スポーツはサッカー。
ここ1年のFIFAランキングでは1ケタ台の順位をキープ
文学 ガブリエル・ガルシア=マルケス(1928-2014年)。
1982年ノーベル文学賞受賞。代表作に『百年の孤独』(1967年)など
マイナスイメージ
と現状
内戦状態、殺人・誘拐件数の多さ、麻薬犯罪など、治安が良くない国というイメージもあるが 、治安対策により改善の一面も
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