オープン・プログラム夏のオープンラボ:タイルとホコラとツーリズム season6《もうひとつの広島(フィールド・オブ・ドリームス)》

もうひとつの広島:フィールド・オブ・ドリームス

「タイルとホコラとツーリズム」は、京都市内に点在する路傍祠のリサーチをきっかけに、美術家の谷本研と中村裕太が2014年より展開するプロジェクトです。祠にまつわる土着の信仰や人々の営みに向き合い、観光のまなざしと独自のユーモアを交えて作品を生み出してきました。
今回は、広島市現代美術館がある比治山のふもとに位置する段原地区でのリサーチを出発点としました。そして、明治期に同地区出身の和田郁次郎(1847-1928)率いる多くの広島県人が、北海道の現・北広島市に開拓移民として入植したことに着目しました。本展では、1984年に広島市内のデパートで開催された「北海道移住100年記念展」を糸口に、当時の記録資料や、現在の北広島市民の手で制作された映像コンテンツなどを交えて展示が構成されます。野球場に見立てた会場に現れる“もうひとつの広島” をお楽しみください。

「夏のオープンラボ」は多彩な表現活動について様々な方法による紹介を試み、美術館活動の可能性を探る、当館における実験場としての企画です。

「夏のオープンラボ2019」特設ウェブサイト展覧会チラシ(PDF:2.87MB)

参加アーティスト

谷本研(たにもと・けん)+中村裕太(なかむら・ゆうた)

谷本研(1973年神戸生まれ、滋賀在住。1998年京都市立芸術大学大学院美術研究科造形構想修了)と中村裕太(1983年東京生まれ、京都在住。2011年京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了。博士(芸術))によるゆるやかなユニット。過去の展覧会に、街中に点在する路傍祠やそこに使用されるタイルに着目した「タイルとホコラとツーリズム」(Gallery PARC、京都、2014年)、東シナ海を取り囲む対馬・沖縄・台湾・済州島にみられる土着信仰のツアー記録を作品化した「season4《一路漫風!》」(京都芸術センター、2017年)、石上げの風習をモチーフにギャラリーのビルを山と川に見立てた「season5《山へ、川へ。》」(Gallery PARC、京都、2018年)などがある。

基本事項

会期 2019年8月3日(土)~9月29日(日)
開館時間 10:00~17:00
休館日 月曜日(ただし、8月12日、9月16日、9月23日は開館)、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)
会場 地下1階ミュージアムスタジオ
観覧料 無料
主催 広島市現代美術館

関連プログラム

2019年8月3日(土)14:00~15:30
プレイボール・トーク

出演:谷本研+中村裕太
聞き手:本展担当学芸員
会場:地下1階ミュージアムスタジオ
※申込不要


2019年9月8日(日)10:30~15:30(広島港集合、現地解散)
ワークショップ「キャンプイン似島」

かつて和田郁次郎たちが旅立った広島港(宇品)から出航。似島を北海道に見立て、集落の散策やバウムクーヘンづくりをしましょう。(協力:広島市似島臨海少年自然の家)
講師:谷本研+中村裕太
定員:15名 ※要事前申込、参加無料(船賃は自己負担)

[申込方法]
下記応募フォームまたは、往復はがきに参加希望者の氏名、年齢、代表者の住所、電話番号を明記の上、ご応募下さい。
宛先:〒732-0815 広島市南区比治山公園1-1 広島市現代美術館「夏のオープンラボ2019 ワークショップ」係
締切:8月20日(火)必着 ※受付終了しました

2019年9月29日(日)14:00~15:30
クライマックス・トーク

出演:港千尋(写真家、多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授)
   谷本研+中村裕太
会場:地下1階ミュージアムスタジオ
※申込不要

「season3《白川道中膝栗毛》」2016 撮影:麥生田兵吾

「season2《こちら地蔵本準備室》」2015 撮影:表 恒匡

駅前通りより比治山をのぞむ(広島市)

宇品島の路傍祠(広島市)

和田郁次郎らが入植した輪厚川周辺(北広島市)

入植翌年の明治十八年と刻まれた石仏(北広島市)

follow us
facebook
twitter
YouTube
RSS

メールニュース