第5回ヒロシマ賞受賞記念 ダニエル・リベスキンド展
終了

第5回ヒロシマ賞受賞記念
第5回ヒロシマ賞受賞記念 ダニエル・リベスキンド展

2002年7月28日(日) — 10月20日(日)

世界最初の被爆地である広島市は、世界の恒久平和と人類の繁栄を願う「ヒロシマの心」を現代美術を通して世界へと訴えることを目的として、「ヒロシマ賞」を創設しました。広島市現代美術館では、その第5回受賞者、建築家ダニエル・リベスキンドの受賞記念展を開催します。
ダニエル・リベスキンドは1946年にポーランドに生まれ、イスラエルで音楽を学び、その後建築に転向し、アメリカ、イギリスに学びました。70年代末より、建築や歴史への批評精神に富んだドローイングや都市計画案を次々と発表しましたが、その斬新さゆえに建築物としてはほとんど実現されませんでした。しかし昨年秋に開館したベルリンのユダヤ博物館は、彼の思想が結実した建物として今世界中から注目を集めています。「ヒロシマ賞」の選考においては、ベルリンとユダヤ人の歴史をテーマにしながら、ホロコーストといった負の記憶だけでなく、未来に託された希望を表現したこの建物の革新性と平和への志向性が高く評価されました。展覧会では、この「ベルリン・ユダヤ博物館」のほか「北帝国戦争博物館」など、彼が最近設計した4つの建物の巨大なモデルと図面によって新たに構成される壮大なインスタレーションが行われます。空間全体から彼の建築と思想を提示する、これまでにない展示空間が立ち現れます。

基本情報

会期
2002年7月28日(日) — 10月20日(日)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日
月曜日※月曜日が祝休日にあたる場合は開館、翌平日休館
観覧料
一般1,010(800)円、大学生750(600)円、小中高生500(400)円 ※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
主催
広島市現代美術館、朝日新聞社、広島ホームテレビ
後援
アメリカ大使館、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、関西ドイツ文化センター、広島県、広島県教育委員会、広島市教育委員会

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