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特別展
柳幸典展

2000年12月17日(日) — 2月12日(月)

この度、広島市現代美術館では、「柳幸典展―あきつしま―」を開催いたします。
柳幸典(やなぎ・ゆきのり 1959年福岡県生まれ)は、日本の現代美術において、国際的にも高い評価を受けている作家のひとりです。彼が主題化してきたのは、様々な政治的、社会的な問題です。それらを優れたコンセプトのもとで、ユニークなかたちに作り上げた作品は、つねに国内外で大きな反響を呼んできました。たとえば、〈アント・ファーム〉のシリーズは、土に着色して作ったいくつかの国旗をパイプでつなぎ、そこに蟻を通して、国旗が崩れることによって、国そのものが解体する様を表現しています。また、日本国旗や「¥」、憲法9条の文面など、日本を示す記号を明滅する電飾で表した〈ヒノマル・イルミネーション〉〈ヒノマル・コンテナー〉〈アーティクル9〉は、私たちの問題を様々な形で問いかけます。さらに、近年の〈パシフィック・シリーズ〉では、軍艦の模型等によって、この国の近代化に焦点が当てられています。
本展の副題「あきつしま」は、古い日本の異名であり、また、第二次世界大戦でフィリピン沖に沈んだ軍艦の名前でもあります。本展が、日本の様々な側面を扱ってきた、この作家の主要な代表作を展覧する回顧展であるとともに、〈パシフィック・シリーズ〉の中心を占める、この軍艦を扱った新プロジェクトを紹介する展覧会でもあるからです。世紀の変わり目に当るこの時期に、日本とその美術を問う柳作品をぜひご覧ください。

基本情報

会期
2000年12月17日(日) — 2001年2月12日(月)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日
12月29日—1月3日
観覧料
一般910(730)円、大学生680(540)円、小中高生450(360)円 ※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
主催
広島市現代美術館、中国新聞社
後援
広島県、広島県教育委員会、広島市教育委員会

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