東南アジア1997 来るべき美術のために
終了

特別展
東南アジア1997 来るべき美術のために

1997年8月2日(土) — 9月15日(月)

近年のめざましい経済発展など、激変する社会情勢によって世界で最も注目されるエリア、東南アジア。その最新の美術動向を伝える展覧会を開催します。広島市現代美術館では、過去2度にわたり(1992年、1994年)アジア地域を対象とした現代美術展を開催してきましたが、このたびは改めて現地調査や研究を行い、その成果をもとに展覧会を構成しました。
90年代において東南アジア各国は、急激な社会構造の変化に伴い、都市問題の深刻化、農村の疲弊、自然環境の破壊など、さまざまな社会的矛盾に直面しています。一方、これらの国々は、それぞれに事情は異なるとはいえ、伝統的な民族文化、コロニアル風の西洋文化、あるいは移民がもたらした中国文化やインド文化など、多様な文化が混在する地域ですが、さらに近年の都市型消費文化の圧倒的な影響のもと、多文化の交流と混沌の中から新たな文化的アイデンティティの探求が見られます。
本展では、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、5ヵ国の作家たちの活動を紹介するにあたり、作品の傾向に従って次の3つのカテゴリーを設定しました。
1.文化の交差点から
2.ゆれうごく「私」の領域
3.社会の中で一発言する美術家たち
東南アジアの作家たちは、これらのテーマに集約される社会的、文化的現実に向き合い、自らの表現を模索しつつ注目すべき作品を生み出しています。それは欧米や日本などの現代美術とは異なる、東南アジア独特の表現ともいえ、さらにいえば、これらの国々においては作家や美術のあり方自体が異なっているようにも思われます。
本展は、こうした美術の根源的なあり方にまで思いを馳せ、17作家 / グループの作品約80点を展観します。この機会に、彼らが現実をどのように受け止め、どう表現し、メッセージを発しようとしているのか、ご覧いただきたいと思います。

出品作家
ブレンダ・ファハルド、チャンドラセカラン、リュウ・クンユウ、モンティエン・ブンマー、有限会社ナウィン・プロダクション、アグス・スワゲ、チャーチャイ・プイピア、エン・フュウチュウ、イメルダ・カヒーペ=エンダーヤ、ピナリー・サンピタック、ウォン・ホイチョン、アラフマヤーニ、ダダン・クリスタント、ムルヨノ、ヌネルシオ・アルバラード、サンガワ、セムサール・シアハーン

基本情報

会期
1997年8月2日(土) — 9月15日(月)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで※8月2日―8月31日は19:00まで

休館日
会期中無休
観覧料
一般910(730)円、大学生610(480)円、小中高生300(240)円 ※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
主催
広島市現代美術館、国際交流基金アジアセンター、中国新聞社、中国放送
後援
広島県、広島県教育委員会
協賛
㈱大林組広島支店、日本通運株式会社、広島信用金庫、福井建設株式会社、㈱フジタ広島支店、法瀧寺

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