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特別展
イギリス美術は、いま 内なる詩学

1991年5月18日(土) — 6月30日(日)

作家の数だけ様式があるといわれるほど、イギリスの現代美術は多種多彩な個性に満ち溢れています。本展は、80年代を通して著しい展開をみせ、異彩を放ち続けるイギリス美術にスポットを当て、その最新の状況を紹介するものです。
トニー・クラッグ、リチャード・ディーコンあるいはアニッシュ・カプーアなど、日常的な事物を素材としながら、その有機的なフォルムによって存在感のあるイメージを喚起させるニュー・ブリティッシュ・スカルプチュアーの作家たち。グラスゴーを中心として、独特の叙情性と寓意性に満ちた新しい具象絵画を提唱したスティーヴン・キャンベル、エイドリアン・ヴィジネフスキーら、スコットランド新具象の画家たち。その他にも、写真やインスタレーションという表現語法によって、人間や社会の問題を鋭く考察するアンディ・ゴールズワージーやヘレン・チャドウィックなど…。
具象絵画から抽象絵画、ミニマル・アートからコンセプチュアル・アートにいたるまで、出品作家16名による約50点の作品はヴァラエティーに富んでいます。しかし、これらの作家たちはイギリスという精神風土に培われた自然主義、批評精神、そしてウィットとユーモアを兼ね備えている点で、共通の造形思考を有しているといえます。
世界的な精神的危機状況に対し、ますます個人の意識の問題がクローズアップされている現在、これらの先鋭的な現代作家の作品と創作態度は、私たちに強烈なインパクトを与えることでしょう。

出品作家
スティーヴン・キャンベル、ヘレン・チャドウィック、トニー・クラッグ、リチャード・ディーコン、イアン・ハミルトン・フィンレイ、アンディ・ゴールズワージー、アントニー・ゴームリー、アニッシュ・カプーア、クリストファー・ルブラン、ディヴィッド・マック、リサ・ミルロイ、ポーラ・レゴ、ディヴィッド・トレムレット、ボイド・ウェッブ、ケイト・ホワイトフォード、エイドリアン・ヴィジネフスキー

基本情報

会期
1991年5月18日(土) — 6月30日(日)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日
会期中無休
観覧料
一般720(570)円、大学生410(320)円、小中高生200(160)円 ※( )内は30名以上の団体料金
主催
広島市現代美術館、ブリティッシュ・カウンシル、朝日新聞社
後援
広島県、広島県教育委員会、広島日英協会
協賛
富士通株式会社
助成
国際交流基金

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