Title
誰が「ヒロシマ」と名付けたのか
Artist
北山善夫
Year
1996
Material
竹、豚の生皮、銅線

作品解説

作者は、竹をはじめとする木、紙といった自然素材を主に用いて、有機的な形態が空気を孕むような、軽やかな立体作品やインスタレーションを制作してきました。観客が入ることができる本作の内部空間には柱がなく、表面を覆うように組み合わされた竹の弾力によって全体が支えられています。そして交差する竹の隙間ひとつひとつには、乾燥させた豚の皮が銅線で留められています。「ヒロシマ」をテーマとした制作への呼びかけに対し、作者は現代の時代状況も見据え、「破壊と創造、そして時間を表した」という作品で応じました。

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