特別展式場隆三郎:脳室反射鏡

式場隆三郎(1898~1965)は現在の新潟県五泉市に生まれ、新潟医学専門学校(現・新潟大学医学部)に学んだ精神科医であった。医業のかたわら、民藝運動、ゴッホ論、精神病理学入門、性教育書に至る驚くべき健筆をふるい、生涯の著書は約200冊に及ぶ。ゴッホ複製画展や山下清展などの事業も手がけ、広範な大衆の関心と趣味を先導した。式場の多分野にわたる啓蒙的な活動は、私たちの芸術観の形成(例えば「天才/狂気」「制作/宿命」「芸術/生活」といった観念連合)にあずかるものであった。幅広く時代に導かれ、幅広く時代を導いた式場は、近現代日本の文化史に重要な文脈を与えたのである。可視(科学)と不可視(芸術)の両極を往還した特異な個性を評する文字として、副題を式場の著書(1939年)から採って「脳室反射鏡」とした。その多彩な足跡を、約200点の作品・資料を通じてたどる。

特別展「式場隆三郎:脳室反射鏡」特設ウェブサイト 展覧会チラシ(PDF:2.94MB)

基本事項

会期 2020年3月14日(土)~7月26日(日)
開館時間 10:00~17:00
※入場は閉館の30分前まで
休館日 月曜日(ただし、5/4は開館)、5/7(木)
観覧料 一般1,000円(800円)、大学生700円(600円)、
高校生・65歳以上500円(400円)、中学生以下無料
※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
※5月5日(こどもの日)は高校生以下無料
前売り券の取り扱い場所一覧
主催 広島市現代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
後援 日本民藝協会、新潟大学医学部学士会(有壬会)、広島県、
広島市教育委員会、広島エフエム放送、尾道エフエム放送
協賛 ライオン、大日本印刷、損保ジャパン
特別協力 医療法人式場病院
助成 公益財団法人ポーラ美術振興財団

関連プログラム

2020年3月14日(土)10:30~11:30 ※中止
ギャラリートーク/ゲストによるスペシャルトーク

講師:藤井素彦(新潟市美術館学芸員・本展企画者)
※要展覧会チケット、申込不要


2020年3月29日(日)14:00~15:30 ※中止
講演会❶

講師:藤森照信(建築史家、建築家、東京都江戸東京博物館館長
演題:日本のニ笑亭と世界のヘンな建物
会場:地下1階ミュージアムスタジオ
定員:100名
※要展覧会チケット(半券可)、当日10:00より受付にて整理券配布

※モカパス会員は優先参加が可能です。モカパス


2020年4月25日(土)14:00~16:00 ※中止
講演会❷

講師:服部正(甲南大学文学部教授)、藤原貞朗(茨城大学人文社会科学部教授)
演題:式場隆三郞が美術史に残したもの
『山下清と昭和の美術』著者の二人が式場隆三郎とその周辺について語ります。
会場:地下1階ミュージアムスタジオ
定員:100名
※要展覧会チケット(半券可)、当日10:00より受付にて整理券配布

※モカパス会員は優先参加が可能です。モカパス


2020年4月11日(土)、4月29日(水・祝)14:00~15:00 ※中止
ギャラリートーク/当館担当学芸員によるギャラリートーク

当館担当学芸員が展覧会について解説します。
※要展覧会チケット、申込不要


毎週土曜日、日曜日、祝日 11:00~および14:00~(ギャラリートーク開催日は除く) ※中止
アートナビ・ツアー

アートナビゲーターによる展示解説を行います。
※要展覧会チケット、申込不要


モカパス会員の関連プログラム優先受付についてモカパス

モカパス会員は上記関連プログラムの優先参加が可能です。申込方法等詳細はこちらをご覧ください。
【申込締切日】
■講演会❶(講師:藤森照信)/2020年3月19日(木)
■講演会❷(講師:服部正、藤原貞朗)/2020年4月15日(水)

連携企画

本展連携企画として、式場がプロモーターを務めた山下清を主人公にした『裸の大将』を上映します。
(会場:広島市映像文化ライブラリー)

2020年7月18日(土)①10:30~ ②14:00~ ③18:00~(各回限定84席)
「式場隆三郎展」関連上映
@広島市映像文化ライブラリー『裸の大将』

放浪の画家として知られる山下清の物語。養護施設で習った貼り絵に天才ぶりを示した山下清は、兵隊にとられることを恐れて施設を飛び出し、各地を放浪する。山下清の純粋素朴な言動に風刺がこめられ、映画出演100本目という小林桂樹が清役を熱演。

『裸の大将』
1958年 東宝 92分 カラー 35㎜
監督/堀川弘通 出演/小林桂樹、団 令子、青山京子、飯田蝶子

会場:広島市映像文化ライブラリー
鑑賞料:大人510円、65歳以上250円、高校生以下無料

<広島市映像文化ライブラリー>
広島市中区基町3-1 tel. 082-223-3525
http://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/

市内2館との観覧料相互割引企画について

広島県立美術館
「生誕135年記念 川端龍子展―衝撃の日本画」(2020年4月2日(木)~6月21日(日))
ひろしま美術館
「ちびまる子ちゃん展」(2020年4月4日(土)~7月5日(日))

上記展覧会のチケット半券提示で、本展観覧料が100円割引になります。
また、本展チケット半券を提示すれば、上記展覧会が100円割引になります。
※1枚につき1名様限り有効です。
※所蔵作品展(コレクション展)は対象外です。
※割引の併用はできません。

ニ笑亭の式場隆三郎
(『ニ笑亭綺譚』1939年刊より)

岸田劉生《人類の意思(人類の肖像)》
1914頃、式場旧蔵

ゴッホ
《ラングロア橋(アルルの跳ね橋)》
複製、式場旧蔵

式場隆三郎著『脳室反射鏡』1939刊(棟方志功装幀)

木喰《葬頭河婆》(柏崎市・十王堂)
1924頃撮影

follow us
facebook
twitter
Instagram
YouTube
RSS

メールニュース