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コレクション展 2014-Ⅰ 
○△□−美術のなかの幾何学的想像力−

2014年3月15日(土) — 6月8日(日)

幾何学的な形は世の東西を問わず、純粋さ、完全さ、知的で、均整のとれた理想形を象徴しています。絵筆に託して禅の精神や世界観を表した禅画では、円は悟りの境地や宇宙観を表すものでした。また、20世紀のはじめ、ロシアのカジミール・マレーヴィチ(1878-1935)は、対象を描くことにしばられない、究極に自由で、純粋に抽象的な絵画を描くことを追求し、絶対主義(=シュプレマティズム)に到達。その思考は正方形を描くことに凝縮されていきます。さらにアーティストたちは、幾何学的形態に哲学的な意味を込め、抽象的概念、モダニズムの思考と結びつけていきました。60-70年代には、美術作品の形態を根本的な形へとそぎ落とし、作品の置かれる場と、鑑賞者との関係性にまで還元される、ミニマルな表現が探求されました。素材を加工せず「もの」としての存在感を問うた「もの派」の作品にも幾何学的形態を見いだすことができます。

本展は様々な抽象表現世界を取り上げ、単純な形態が背後に持つ、革新的な意味合いと世界観に触れていきます。また抽象とは無関係に描かれた具象表現、身体表現や映像表現のなかに、幾何学形や線を見いだす実験的な展示を試み、作品に秘められた幾何学的想像力を浮かび上がらせます。

出品作家
榎倉康二、遠藤利克、斎藤義重、菅木志雄、田中敦子、浜口陽三、山口長男、クリスト、リチャード・ロング、デニス・オッペンハイム、フランク・ステラ、李禹煥 ほか

基本情報

会期
2014年3月15日(土) — 6月8日(日)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで
※3月26日–30日、5月3日–6日は19:00まで

休館日
月曜日 ※月曜日が祝休日にあたる場合は開館、翌平日休館
観覧料
一般360(280)円 [4月1日以降は一般 370(280)円]、大学生270(210)円、高校生・65歳以上170(130)円、中学生以下無料]
※( )内は30名以上の団体料金
※5月3日(開館25周年記念)は全館無料
※5月5日(こどもの日)は高校生以下無料
主催
広島市現代美術館

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