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収蔵作品展 2005-Ⅰ
part.1 集めること―記憶への旅―

2005年10月4日(火) — 11月27日(日)

あつ・める【集める】多くのものを一つ所に寄せあわせる。寄ってこさせる。 ―広辞苑第五版

私たちは、様々なものを集めます。たとえば蝶などの標本、コイン、切手、模型や骨董品など好みの品を集めたコレクション、あるいは家族の写真を集めたアルバムや旅行の思い出としてのパンフレットやスタンプ…。これらのものは、集められることによって一つのかたまりとなり、それぞれの記憶を宿し、積み重なってゆきます。そして私たちは、再びそれらを見返すことで、様々なものに宿った過去を反芻します。私たちにとって集めることは、記憶を辿る心の旅ともいえるかもしれません。
この展覧会「集めること―記憶への旅―」では、「集めること」によって立ち現れてくる「記憶」をテーマに収蔵作品を紹介します。作品には、紙切れ、木の切れ端、古道具、絵葉書、写真、さらには場所を表すもの、光、音など、様々なものが集められています。それらのもののひとつひとつには、かつての意味や歴史が込められています。しかしそれらを集めて作品として提示することによって、過去の集積は増幅し、厚みを帯び、時には混沌として見るものに迫り、それぞれの世界へと強く誘うでしょう。「集めること」を通して見るものの前に現れる記憶への旅をどうぞお楽しみ下さい。

出品作家
西雅秋、クルト・シュヴィッタース、エンツォ・クッキ、加納光於、大岡信、杉本博司、河原温、リチャード・ロング、ナンシー・スペロ、土屋公雄、太田三郎、クリスチャン・ボルタンスキー

基本情報

会期
2005年10月4日(火) — 11月27日(日)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日
月曜日※月曜日が祝休日にあたる場合は開館、翌平日休館
観覧料
一般360(280)円、大学生270(210)円、小中高生170(130)円
  • ( )内は前売り及び30名以上の団体料金
  • 11月3日(文化の日)は全館無料
主催
広島市現代美術館

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