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特別展
菅 木志雄展

1997年12月13日(土) — 2月1日(日)

菅木志雄[1944年生まれ]は、70年代以降の日本の現代美術をリードしてきた代表的なアーティストの一人です。菅が製作を始めた1960年代後半は、それまでの社会の規範や制度が根底から問い直されていた時代といえます。美術そのものにも同じ問いを向けることから出発した菅は、自然や人工の素材をほとんど手を加えずに空間に設置することによって、事物の根源をあらわにする作品を製作してきました。当時、菅を含めて、このような作品を発表する作家たちは、「もの派」と総称されましたが、菅はその基本的な態度をおおむね現在まで持続させ、それを発展させてきたほとんど唯一の作家といえます。この作家の根底には、あらゆるものは関係性をもつという認識があります。ものとものの関係、それらと場や空間との関係、さらには、空間そのものの関係性をあらわにすることを制作の基本としています。こうした姿勢のもとで、従来の造形上の形式、内容にとらわれない活動から生み出される作品は、存在の琴線に触れるとともに、驚くべき多様な展開を示してきたといえるでしょう。
本展は、菅木志雄のはじめての回顧展です。近年までの作品十数点に、再制作や本展のための新作を加えた約30点を展示します。これらをいくつかのグループに分け、作品への理解を促すとともに、できるかぎりその幅広い活動を示す構成とし、このたぐい稀な作家の全体像に迫ろうとするものです。

基本情報

会期
1997年12月13日(土) — 1998年2月1日(日)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日
12月29日—1月3日
観覧料
一般910(730)円、大学生610(480)円、小中高生300(240)円 ※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
主催
広島市現代美術館、読売新聞大阪本社、広島テレビ、美術館連絡協議会
後援
広島県、広島県教育委員会
協賛
花王株式会社

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