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特別展
勅使河原宏展「舞竹」

1997年4月15日(火) — 6月4日(水)

桜と新緑の季節、広島市現代美術館では勅使河原宏(てしがはら・ひろし)展「舞竹」を開催いたします。勅使河原宏(1927年東京生まれ)は、1950年代より映画製作、陶芸、いけばななど幅広い造形活動を展開し、常に時代に先駆けた独自の表現を生み出してきました。武満徹や阿部公房といった同時代の前衛芸術家との映画作品やオブジェとしての陶芸制作など、創作の視点は一貫して芸術の既成のあり方を越えようとするものでした。とりわけ、日本の伝統芸術であるいけばなの分野においては、フォーマルな型を捨て、近年には、建築と結び付いた「竹によるインスタレーション」を発表し、壮大かつ流麗な世界を築いています。まっすぐ立ち、あるいはしなやかに弧を描く数多(あまた)なる竹の世界。幾層にもつらなった全長8mの青竹が、場を満たすとともに、人々を招き入れる緑の迷路を作り出します。
今回の広島市現代美術館での展示は、再生の象徴としての竹を使ったヒロシマへのオマージュとなるものであり、これまでの集大成ともいうべき規模で美術館の内外に約2400本の竹が舞い上がります。屋外オープンコリドールには風によって奏でられる竹の楽器が、円形アプローチプラザには竹の茶室が現れます。展示室に入ると、そこは延々とつながる緑の迷路が様々な表情をたずさえながら私たちを導いていくでしょう。また、この他にも貴重な映画フィルムの上映を併せて行うなど、様々な資料によって他分野における作品を紹介し、「創作者」勅使河原宏の豊かな創造性に触れていきます。

基本情報

会期
1997年4月15日(火) — 6月4日(水)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日
会期中無休
観覧料
一般910(730)円、大学生610(480)円、小中高生300(240)円 ※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
主催
広島市現代美術館、中国新聞社、中国放送
後援
広島県、広島県教育委員会

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