岡本太郎展
終了

特別展
岡本太郎展

1995年11月25日(土) — 1月28日(日)

戦後の日本美術の中で、あらゆる様式を突き抜け、未知の世界に果敢に挑み続ける岡本太郎(1911年、川崎市生まれ)の展覧会を開催します。
岡本は、戦前パリにあって、アプストラクシオン・クレアシオン(抽象・創造)協会に参加、その後、シュールレアリスム運動に転ずるなど、先鋭な美術の動向を感受しつつ、創作活動に励みます。やがて第2次世界大戦を機に帰国、戦後は、いちはやく「対極主義」をかかげて登場し、アヴァンギャルドの旗手として超人的な活躍を始めました。日本独特の美術界の因習や、固定化された芸術観に真っ向から立ち向かい、強烈な個性のうちに純粋で根源的な芸術の創造を目指したのです。
作家は、強い自己主張のもと独自の絵画世界を構築しますが、同時に大阪万国博の「太陽の塔」をはじめとするモニュメントや、大壁画などを手がけ、これまでに例のないダイナミックな活動を繰り広げてきました。このたびの展覧会では、彼の多彩な創作活動を、初期から最新作までの絵画50点、彫刻・モニュメント原型20点、レリーフ・陶芸・インテリア10余点によって紹介いたします。本展が、岡本芸術の全貌に迫ると共に、作家独特の魅力を広く伝える機会となることを願うものです。

基本情報

会期
1995年11月25日(土) — 1996年1月28日(日)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日
12月29日—1月3日
観覧料
一般900(720)円、大学生600(480)円、小中高生300(240)円 ※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
主催
広島市現代美術館、中国新聞社、中国放送
後援
広島県、広島県教育委員会

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