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広島の美術の系譜 戦前の作品を中心に

1991年2月2日(土) — 3月24日(日)

このたび、広島市現代美術館では「広島の美術の系譜―戦前の作品を中心に―」を開催いたします。
本展は、広島市を中心とした地域における、明治末から昭和20年までの美術の流れを概観しようとするものです。
大正5年、第1回広島県美術展覧会が、その前年に竣工した当時のモダン建築、広島県物産陳列館(現、原爆ドーム)で開かれたのを機に、戦前における広島の美術は本格的に始まります。大正末から昭和の初めにかけて、広島美術院や広島洋画協会をはじめ、様々な美術グループが生まれ、あるいは、帝展、二科展、独立展など、中央の展覧会に進出する作家も増加し、広島の美術は大いに興隆します。昭和10年代は、靉光、丸木位里ら、前衛作家として中央画壇で活躍する作家が現れるなど、この頃、戦前の最盛期を迎えます。しかし、やがて、日増しに激しくなる戦争の下、作家が自由に作品を制作することすら困難になり、ついには、昭和20年8月6日、一発の原子爆弾によって、広島は多くの作家と作品を失うことになるのです。
本展は、このような戦前の美術状況を、55作家、128点の作品(油彩画、日本画、水彩画、版画)によって紹介します。さらに、これに戦後間もない頃の原爆関係の作品10点を加えて、戦後の美術との繋がり、あるいは断絶も窺えるようにしています。

出品作家
後藤栄之進、小林千古、南薫造、石谷辰次郎、米山利助、穐田伏見、吉岡満助、小早川篤四郎、若山為三、肥後本義夫、神田周三、橋本千代、田中万吉、名井萬亀、大西秀吉、国盛義篤、児玉希望、吉岡一、實本仙、大木茂、中谷ミユキ、長田健雄、朝井清、丸木位里、横山重生、山路商、内山市郎、鎌田功治、水船三洋、名柄正之、宇根元警、野村守夫、村上徹之、檜山美雄、檜山武夫、松井正、靉光、灰谷正夫、木谷徳三、塚本張男、阪井谷松太郎、太田忠、柿手春三、池田快造、土屋幸夫、上野栄喜、岡部繁夫、福井芳郎、妹尾正雄、船田玉樹、奥田元宋、辻潔、岩岡貞美、吉村三郎、神田周三、大木茂、丸木位里・俊、増田勉

基本情報

会期
1991年2月2日(土) — 3月24日(日)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日
会期中無休
観覧料
一般720(570)円、大学生410(320)円、小中高生200(160)円 ※( )内は30名以上の団体料金
主催
広島市現代美術館、中国新聞社
後援
広島県、広島県教育委員会、広島市教育委員会、NHK広島放送局、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送

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