これから

福田惠+エコー・ホーによる参加型パフォーマンス:クリンゴン式茶会

  • パフォーマンス
  • ワークショップ
2025
12
21
広島市現代美術館 展示室B-1
  • 10:30-10:50
  • 10:50-11:10
  • 14:00-14:20
  • 14:20-14:40

福田惠《クリンゴン式茶会用茶器》 ©Fukuda Megumi

もかけん「からだ編」プログラム。「ふれる、ほどける、トーン」展に出品している《クリンゴン式茶会用茶器》を使用した「クリンゴン式茶会」を開催します。
この参加型パフォーマンスの茶会は、アメリカのSFドラマ「スター・トレック」の一場面に着想を得て制作されました。クリンゴン人特有の崇高な哲学を持つ茶会に地球人を招き、お茶を振る舞います。しかしそのお茶は、地球人にとっては毒となり得る可能性がある。それでも二人は共にお茶を分かち合うという内容です。福田惠とエコー・ホーは2014年からドイツ各地でこのパフォーマンスに取り組みました。
《クリンゴン式茶会用茶器》は、ふたりの人間が一杯のお茶を分かち合うために制作されているものの、決して容易には飲めない形状になっています。参加者は、福田とホーが用意した茶室のなかで、その困難な茶器を使用した茶会を体験します。

※2名でひとつの茶器を使用します。1名様でも申し込み可能です。
※手話通訳など、参加にあたり必要なことがあれば事前にご相談ください。

◉作家の言葉

“戦後80年を迎えた今年、様々な不安を抱えるこの時代に於いて、異なる背景を持った他者との信頼や共生をどのように見出し結びうるのか、それは私たちの命題です。音や匂い、様々な由来のオブジェクトが交差する仮想の茶室/庭に於いて、共有する「茶」には、どのような味わいと精神世界が映り込むでしょうか。”

福田惠

パフォーマー・プロフィール

福田惠(ふくだ・めぐみ)
2001年に広島市立大学大学院芸術学研究科を修了後、ドイツに移住。現在は故郷・広島を拠点に、作品制作と教育に取り組む。 自然と人工との関係性や、場の記憶、個と社会、生と死といったテーマへの関心をもとに、さまざまな表現媒体を用いて制作する。また、祖父母の空き家を舞台に、自然との関わりから生まれる生活様式などを調査し、思考実験を試みるコレクティブ「イエロー・リバー・カレッジ」を主宰。

エコー・ホー
中国北京市出身のアーティスト、作曲家、研究者。現在はドイツを拠点に国際的に活動。芸術、哲学、文化、テクノロジーの交差に関心を寄せ、その融合から生まれる独自の表現を追求している。約三千年の歴史を持つ中国の伝統楽器「古琴」と、現代のテクノロジーを組み合わせ、古琴の静謐な音から現代のノイズ音楽、古代思想からAIにいたるまで、広範なテーマとメディアを扱いながら、常に変容し続ける世界を反映させる作品を制作。
パフォーマー
福田惠(「ふれる、ほどける、トーン!」出品作家)
エコー・ホー(ホーの参加はオンラインの可能性あり)
会場
広島市現代美術館 展示室B-1
定員
各回6名(3組)程度 
※要事前申込(10月末より受付開始)、申込多数の場合は抽選
料金
無料
対象
どなたでも

イベント・カレンダー

開館時間10:00-17:00
TEL082-264-1121