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オープン・プログラム
もつれる風景 平井亨季

2026年10月24日(土) — 2027年1月24日(日)
平井亨季《インク壺としての都市、広島/呉》2023-24

広島県呉市に生まれ育った平井亨季(1996年生まれ)は、近年広島市と呉市という隣接したふたつの街の歴史と現在に着目し、ロトスコープによるアニメーション映像と立体模型、冊子によるテキストなどを組み合わせながら作品を制作しています。
平井は次のように語っています。「街の歴史と個人の記憶は相似形と言いたくなるほど似て感じられる時があります。私はこれまで作品の中で記憶すること、忘却することについて考えてきましたが、最近ではそれが広島に生まれ育ったことと無関係でないように思えてきました。それは昔から実はそうだったというよりも、広島/呉の歴史を知ることで似ているように見えてきたというのが実際だと思います。広島にまつわる様々な問いを知り、自分なりに思い浮かべる中で『私は広島/呉をどのように覚えていたいのか』という問いがいつも浮かんできます」と。
本展では、街の歴史と個人の記憶を重ねあわせて語る/描くことはセルフケアの実践となりえるのではないか、という平井の関心を起点に制作された新作を紹介します。「平和都市」と「軍港都市」の間、街の歴史と個人の記憶の間、記憶と忘却の間、映像と立体と冊子の間を行ったり来たりしながら、時間と空間がもつれるような感覚を味わってください。やがて「広島(呉)を少しでも多孔的で通気性のよい街として想像しようとしています」と語る平井の言葉に共感してもらえるでしょう。

基本情報

会期
2026年10月24日(土) — 2027年1月24日(日)
開館時間
10:00–17:00

会場
広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ
アクセス
休館日
月曜日(ただし11/23、1/11は開館)、11/24(火)、年末年始(12/27—1/1)、1/12(火)
観覧料
無料
主催
広島市現代美術館

作家プロフィール

平井亨季(ひらい・こうき)

1996年広島県呉市生まれ。2021年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。個人的な身振りや類推を軸として、人が意味を生じさせる過程を映像、本、インスタレーションなどで表現している。2024年広島市現代美術館の公募展「Hiroshima MoCA FIVE 23/24」で広島市現代美術館賞、特別審査員賞を受賞。

イベント・カレンダー

開館時間10:00-17:00
TEL082-264-1121