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収蔵作品展 1991-Ⅱ 
現代美術の諸相

1991年10月26日(土) — 2月23日(日)

広島市は、将来の都市像として「水と緑と文化のまち、国際平和文化都市」の建設を目指しています。その中心施設の一つとして、我国ではじめての公立の現代美術館である広島市現代美術館を1989年5月に開館いたしました。
1945年8月6日の惨禍以来、広島市民は、その再建にあたり人類の平和と繁栄を願い、大いなる努力を続けてまいりましたが、このことは広島市民だけでなく広く人類全体の課題として戦後の現代史に大きな影を投げかけております。
同様に戦後の美術の世界においてもこのことは大きなテーマとして捉えられており、作家たちの鋭い直感力によって様々な表現がなされ、そのなかに現代を厳しく見つめる作家の姿を見出すことができます。
広島市ではこのような戦後の歴史と現代美術とのかかわりという視点をもとに
1.主として第二次世界大戦以降の現代美術のながれを示すのに重要な作品
2.ヒロシマと現代美術の関連を示す作品
3.将来性ある若手作家の優れた作品
の三つの柱を定め、作品の収集に努めております。
今回の収蔵作品展は、日本と韓国の現代美術、特集:池田満寿夫など、各室ごとにテーマを設け、現代美術の諸相を展覧しようとするものです。

出品作家
関根伸夫、彦坂尚嘉、ロジャー・アックリング、マーク・ボイル、デイヴィッド・ナッシュ、岡部昌生、加納光於・大岡信、ヨーゼフ・ボイス、マルセル・ブロータス、クリスト、デイヴィッド・ホックニー、イヴ・クライン、ウーゴ・ムラス、ジョージ・シーガル、アレキサンダー・カルダー、バリー・フラナガン、アンディ・ウォーホル、小清水漸、斎藤義重、村井正誠、村上善男、山口長男、吉仲太造、丁昌變、河鐘賢、李禹煥、尹亨根、池田満寿夫

基本情報

会期
1991年10月26日(土) — 1992年2月23日(日)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日
12月29日–1月3日
観覧料
一般300(240)円、大学生200(160)円、小中高生100(80)円 ※( )内は30名以上の団体料金
主催
広島市現代美術館

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