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収蔵作品展 1989-Ⅱ
現代美術の軌跡

1989年11月11日(土) — 2月4日(日)

広島市は、将来の都市像として「水と緑と文化のまち、国際平和文化都市」の建設を目指しています。その中心施設の一つとして、我国ではじめての公立の現代美術館である広島市現代美術館を平成元年5月に開館いたしました。
1945年8月6日の惨禍以来、広島市民は、その再建にあたり人類の平和と繁栄を願い、大いなる努力を続けてまいりましたが、このことは広島市民だけでなく広く人類全体の課題として戦後の現代史に大きな影を投げかけております。
同様に戦後の美術の世界においてもこのことは大きなテーマとして捉えられており、作家たちの鋭い直感力によって様々な表現がなされ、そのなかに現代を厳しく見つめる作家の姿を見出すことができます。
広島市ではこのような戦後の歴史と現代美術とのかかわりという視点をもとに
1.主として第二次世界大戦以降の現代美術のながれを示すのに重要な作品
2.ヒロシマと現代美術の関連を示す作品
3.将来性ある若手作家の優れた作品
の三つの柱を定め、作品の収集に努めております。
今回の常設展は、今日までに収集された収蔵作品によって、戦後の現代美術の展開とその軌跡の一端を紹介しようとするものです。

出品作家
鴫剛、チャールズ・ベル、チャック・クロース、リチャード・エステス、バリー・フラナガン、ドゥエン・ハンソン、ジョン・カシアリー、ロバート・ロンゴ、靉光、荒木高子、井上覚造、司修、灰谷正夫、本田克己、丸木位里・俊、秋山礼巳、アレキサンダー・カルダー、アンディ・ウォーホル、荒川修作、磯辺行久、宇佐美圭司、篠原有司男、堂本尚郎、横尾忠則、若林奮、エイドリアン・バーグ、アンソニー・グリーン、アレックス・カッツ、李禹煥、モーリス・ルイス、デイヴィッド・サーレ、飯田善國、井上武吉、加納光於・大岡信、篠田守男、ジャン・アルプ、アルベルト・ジャコメッティ、ジャスパー・ジョーンズ、ロイ・リキテンシュタイン、ヘンリー・ムーア、ウーゴ・ムラス、クルト・シュヴィッタース

基本情報

会期
1989年11月11日(土) — 1990年2月4日(日)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日
12月29日–1月3日
観覧料
一般300(240)円、大学生200(160)円、小中高生100(80)円 ※( )内は30名以上の団体料金
主催
広島市現代美術館

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