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特別展
戸谷成雄展 
視線の森

1995年2月4日(土) — 3月26日(日)

戸谷成雄(1947年生まれ)は、現在、国内外で精力的に活動を続けている、今日の日本を代表する彫刻家のひとりです。
70年代前半、美術の有り様そのものが根本から問われた時代に作家としての活動をはじめた戸谷は、あくまで彫刻にこだわりながら、その問題を根底から掘り下げることによって、自らの彫刻を築き上げてきました。70年代末には、彫刻を作る上での基本的な行為である、彫ること(カーヴィング)や構成(コンストラクション)を新しい観点からとらえ直した作品で高い評価を受け、84年以降は、木のブロックの表面をチェーンソーで彫り刻むことによって作り出される《森》シリーズで、現代彫刻において揺るぎない地位を築いています。強烈な印象と重厚な存在感で見る者を圧倒するこのシリーズは、作家独自の彫刻論のひとつの到達点であり、その彫刻概念の追求から発展させた世界観や死生観をも体現するものです。
本展は、100本を超える木が林立する連作群『森』をはじめ、『地霊』『地下の部屋』等、《森》シリーズの大作を中心とした大規模な近作展です。出品作品には本展のための新作も含み、展覧会全体が作家自身の考えに添って構成され、あたかも物語のような流れになっています。美術館の中に出現する森の中に皆さんも足を踏み入れてはいかがでしょうか。

基本情報

会期
1995年2月4日(土) — 3月26日(日)
開館時間
10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日
会期中無休
観覧料
一般900円(720円) 大学生600円(480円) 小中高生300円(240円) ※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
主催
広島市現代美術館、中国新聞社、中国放送
後援
広島県、広島県教育委員会

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