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現代美術、パフォーマンス…ジャンルを越境する表現者

高嶺格(たかみね・ただす/1968年生まれ)は、映像や音、コンピュータを用いた仕掛けなど、ニューメディアを取り込んだインスタレーション、さらにパフォーマンスなど、身体と表現を結びつける作品を次々発表してきました。その活動はダンサーや音楽家とのコラボレーション、また近年は自身が自ら舞台を手がける演出家として活動するなど、ジャンルを越境する表現者として注目される活動を展開しています。

目を閉じるな 目を見開いたまま、すべてを見ようとするな
(高嶺格「開放/閉鎖」)

高嶺は日常から沸き上がる疑問に向き合い、これに取り組む過程をひとつの作品として昇華させていきます。現代社会が目を向けるキーワードを反映していく作品は、ひとりの表現者として社会の不条理に向かう、等身大の問いかけであり挑戦でもあります。
本展はこれまでまとまってみる機会のなかった2000年代初頭の作品から、《God Bless America》、《ベイビー・インサドン》などの代表作、さらに場や参加者など彼を取り巻く要素を吸収し反映する、高嶺の目下の関心が形となった新作までを見渡すことのできる機会です。人間の行為に潜む矛盾や非合理に目をそらさず、批判もユーモアも込めた生々しい表現が立ち現れてきます。

→作品の詳細

広島会場ならではの新バージョン、新作が登場

美術館のコレクションから高嶺が選んだ作品と、高嶺による映像を組み合わせる作品《物々交感論》。本展では当館のコレクションとの共演という新バージョンで展示いたします。また、市民とのワークショップから完成した新作で、展覧会のサブタイトルでもある《とおくてよくみえない》など、アーティスト・高嶺格のとどまることのない新たな挑戦をご覧いただきます。