2019年度年間スケジュール

2019.04 - 2020.032019 / 2018 / 2017 / 2016 / 2015 / 2014 / 2013 / 2012 / 2011 / 2010

特別展

2019年6月8日(土)~9月4日(水)

山口啓介 後ろむきに前に歩く

美術家・山口啓介(1962- )は、1980年代後半に方舟を描いた大型の銅版画作品で一躍注目を浴びます。以後も花や種子、心臓、人体とモチーフを変化させながら、絵画や立体など様々な作品を生みだしてきました。一方、東日本大震災が起きた3日後からは《震災後ノート》と名付ける「日記」をつけはじめ、今日まで1日も欠かさず書きつづけています。「人は未来を見ることはできず、見えるのは過去か、今という瞬間だけだから、後ろむきに前に進んでいるようなものだ」とは彼の言葉。本展では、重なる顔をモチーフにした新作もあわせて紹介し、山口の足取りを追ってみます。

マーク・フォスター・ゲージ《グッゲンハイム・ヘルシンキ美術館》CG映像 2014  Image courtesy of Mark Foster Gage Architects

2019年9月18日(水)~12月8日(日)

インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史

建築の歴史を振り返ってみると、完成に至らなかった優れた構想や、あえて提案に留めた刺激的なアイデアが数多く存在しています。未来に向けて夢想した建築、技術的には可能であったにもかかわらず社会的な条件や制度によって実施できなかった建築、実現よりも既存の制約に対して批評精神を打ち出す点に主眼を置いた提案など、20世紀以降、国内外を含む35名の建築家・美術家が手がけた未完の建築プロジェクトに着目し、図面、模型、映像、関連資料などを通して読み解きながら、未だ見ぬ新たな建築の姿を展望します。

植本一子(無題)2018

2019年12月21日(土)~2020年3月1日(日)

アカルイ カテイ

「家族」という概念は、日本が近代化していくなかで「family」の訳語として形成され、「家庭」もまたそれにともなって価値付けられてきました。さらに戦後においては、例えば家庭科教育が導入されるなど、家庭という日々の現場が社会に主体的に関わっていくための場として鋳直されようともしたのです。現代において家族や家庭のあり方はますます多様化しています。本展では、家族や家庭をめぐる歴史や状況を振り返りながら、現代日本におけるそれらのあり方を問い、明るい光を見出そうとする試みです。

二笑亭の式場隆三郎(『二笑亭奇譚』昭森社、1939より)

2020年3月14日(土)~5月17日(日)

式場隆三郎:脳室反射鏡(仮)

精神科医・式場隆三郎(1898-1965)は医師、そして病院経営者としての職務の傍らで、ゴッホをはじめとした芸術家の研究と普及、柳宗悦らによる木喰研究や民芸運動への参画、東京・深川に実在した奇妙な建築、二笑亭の紹介、アウトサイダー・アートの先駆的評価など、多彩な領域にわたる旺盛な啓蒙活動を通じて、大きな影響を残しました。本展では式場隆三郎旧蔵の作品や資料等を通して、その活動の全貌を探ります。

2019年3月9日(土)〜5月26日(日)

開館30周年記念特別展 美術館の七燈

広島市現代美術館は1989年、公立館では国内初の現代美術を専門とする美術館としてオープンしました。その30周年を記念し開催する本展では、これまでに当館が収集してきたコレクション、活動の軌跡、その基盤となった美術館建築を中心に紹介します。行く手を照らす燈になぞらえたキーワードを通して、その歩みを振り返るとともに、美術館の果たすべき役割、そして活動を支える諸要素を改めて捉えなおす試みです。
「開館30周年記念展 美術館の七燈」特設ウェブサイト

コレクション展

2019年6月5日(水)~10月6日(日)

2019-Ⅰ コレクション・ハイライト+特集「ある心の風景Ⅰ―風景と記憶」

本展は、当館のコレクションから選りすぐりの作品を展示し、現代美術の動向とともに表現の多様性を紹介する「コレクション・ハイライト」と、「ある心の風景I―風景と記憶」と題した特集展示により構成されます。特集展示では、現代美術における風景表現を取り上げます。

恩地孝四郎《磯》1936(1986 後刷り)

2019年10月19日(土)~2020年2月2日(日)

2019-Ⅱ コレクション・ハイライト+特集「ある心の風景Ⅱ―象徴と抽象」

本展は、当館のコレクションから選りすぐりの作品を展示し、現代美術の動向とともに表現の多様性を紹介する「コレクション・ハイライト」と、「ある心の風景II―象徴と抽象」と題した特集展示により構成されます。特集展示では、現代美術における抽象表現を取り上げます。

オープン・プログラム

2019年8月3日(土)~9月29日(日)

夏のオープンラボ:タイルとホコラとツーリズム season6《もうひとつの広島(フィールド・オブ・ドリームス)》

谷本研(1973-)と中村裕太(1983-)は、路傍のホコラや土着の信仰に着目し、ツーリズムの観点でその生態を解き明かしていくプロジェクト「タイルとホコラとツーリズム」を2014年より継続して展開しています。土地の歴史や事物に向き合ったリサーチをもとに、独自のユーモアを交えて作品を生み出してきました。本展では、広島で行ったリサーチの成果を紹介します。

2019年10月1日(火)~10月20日(日)

浅野氏広島城入城400年記念事業 鯉はおよぐ

2019年は、浅野家初代広島藩主・浅野長晟(あさのながあきら)が広島城に入城して400年の節目の年となります。それを契機に市内外で実施される多彩な記念事業の一つとして、当館では、広島城が「鯉城」呼ばれていることに端を発する小展示とワークショップを、2人の女性作家(オーギカナエ、平野薫)を迎えて行います。

この展示の詳細情報を見る

2019年11月2日(土)~11月17日(日)

ゲンビどこでも企画公募2019展

「ゲンビどこでも企画公募」は、美術館の無料パブリックスペースを開放し、館の新たな魅力を創出するオープン・プログラムです。建築家・黒川紀章が設計した当館の、展示室以外空間に着目し、それらの空間的特徴を活かした作品プランを募集します。絵画、立体、インスタレーション、パフォーマンス等、作品ジャンルは問いません。空間と作品が互いに魅力を引き出しあうことが審査の重要なポイントです。審査で選ばれた入選作品は11月に開催する展覧会で展示します。作品プランの応募受付期間は、6月23日(日)~8月23日(金)。詳細は特設ウェブサイトをご覧ください。

「ゲンビどこでも企画公募」特設ウェブサイト

2020年2月8日(土)~2月24日(月・休)

ゲンビ「広島ブランド」デザイン公募2019展

「ゲンビ「広島ブランド」デザイン公募」は広島にちなんだデザイン案を募集し、優れた作品を展覧会として紹介するオープン・プログラムです。広島の名産品や風土、文化をテーマとし、デザインの観点から発展させた新たな「広島ブランド」のアイデアを募集します。優れたアイデアに加え、その魅力を効果的に提示する展示計画も審査の重要なポイントです。入選作品は2020年2月に開催する展覧会で展示します。昨年の開催情報に関しては特設ウェブサイトをご覧ください。

「ゲンビ『広島ブランド』デザイン公募」特設ウェブサイト

開館30周年記念イベント ゲンビ’s 30th BIRTHDAY

1989年(平成元年)5月3日に全国初の公立美術館としてオープンした当館。開館30周年を記念して、今年の5月3日は全館無料開放するほか、多彩なイベントも開催します。ゲンビのお誕生日にぜひ比治山にお出かけください。

毎月1回(原則) 10:00~12:00、14:00~16:00

ツキイチ・ワークショップ2019

造形を通してアートに親しむワークショップ・シリーズです。各回、身近な素材を使って、自由な発想と工夫のもとに造形を楽しんでいただきます。お子さんはもちろん、どなたでもご参加いただけます。 *受付は終了の30分前まで。午後は

ビデオアートプログラム

2019年6月18日(火)~9月1日(日)

第65回:ジャンルカ・アッバーテ

世界のパノラマを一望するために、人々はこれまで絵画や写真などを用いていろいろな工夫を凝らしてきました。コンピュータグラフィックスとインターネット上に氾濫する映像を寄せ集めた本作は、最新のデジタル技術を使って制作されながらも、あえてつぎはぎの違和感を残すことで、どこか昔のパノラマ画の雰囲気を漂わせています。

2019年4月2日(火)~6月16日(日)

第64回:オージック

本作が映し出すのは、高層ビルが立ち並ぶ見慣れた都市風景の中に突如として闖入してきたコンクリートの生きものたち。もともとは人間が住まい、活動するための空間としてつくられていたはずが、やがて自ら分裂と増殖を繰り返し、有機的な身体と化して動き出したようです。

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