ビデオアートプログラムA第63回:マルタ・クシェシュラク

上映作品について

ガレージの電動シャッターの開閉とともに、紐やワイヤで吊り下げられたマットレスや浮き輪、スコップなどが動き出します。これらレディ・メイドのオブジェは、コンクリート壁で囲まれたガレージという無機的で均質な空間に置かれ、抽象絵画を構成する一要素のように機能します。
マルタ・クシェシュラクは本作について「私は自分が見つけたオブジェを通常の機能から切り離しているが、観る者が思い浮かべる日常の現実において、それらのオブジェを目立たせているのはその機能である。また、この作品は同時に、各々の形態がどのように影響を与え合うのか、いかに抽象的なイメージを作り出すのか、という観察でもある。」と述べています。夢の中に現れる象徴のように、本来の意味を剥奪された物体には別の意味が与えられているのかもしれません。

マルタ・クシェシュラク

1994年ポーランド、マゾフシェ県ビシュクフ生まれ、シロンスク県グラビナ在住。2018年ウッチ・スチシェミンスキ美術アカデミーを卒業(絵画・グラフィック専攻)。主として既存の空間に触発され、しばしばビデオや写真を用い、インスタレーションおよびサイト・スペシフィックなプロジェクトを発表している。主な個展に、2018年「Ruins of my dreams」チュンナ・ギャラリー(ウッチ、ポーランド)、「Summer was like a dream」ウッチ市立ギャラリー(ウッチ)。 www.martakrzeslak.com

上映作品

《空間構成》2017年、ビデオ、カラー、5’27”

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