ビデオアートプログラムA第47回 : サンティアゴ・モスティン

上映作品について

2012年5月、モスティンは外国人観光客に扮し、イスタンブールの大通りや、屋内市場などにある防犯カメラに向かってシャッターを切り、その姿を映像から取り出して作品にするというプロジェクトを行っていました。
しかし一年後、彼が訪れたイスタンブールの市街地で大規模な反政府デモが起こりました。彼が写した防犯カメラにも反政府デモの一部始終が写し出されていました。押し寄せる民衆と排除しようとする警察。しかしながら、一歩離れた海沿いの公園は、どちらの年も変わらぬ穏やかな時間が流れています。
通常、犯罪の防止や摘発のために使われる防犯カメラですが、この作品では観光客で溢れる都市の日常と、デモという政治的な出来事を二つの映像に並置させています。異国の地であっても、自分が住んでいる場所と同じく、その地が人々の生き生きとした営みの場所であるということを私たちは改めて認識します。

サンティアゴ・モスティン

1981年アメリカ、サンフランシスコ生まれ、スウェーデン、ストックホルム在住。2004年イェール大学美術学部卒業、2013年スウェーデン国立芸術大学美術修士取得。2014年14×48.org(アメリカ)、プラットフォーム(スウェーデン)、スタヴァンゲル・クンストハレ(ノルウェー)などで個展を開催。その他、グループ展多数参加。世界中を旅しながら写真を中心に、映像、インスタレーションなど様々な形で作品を制作、発表。

上映作品

《メーデー2012/メーデー2013》2013年、カラー、4’14”

上映休止について
※11月8日(日)終日、11月10日(火)午前中は上映を休止いたします。

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