特別展戦後日本住宅伝説−挑発する家・内省する家


住宅は社会の変化をどのように反映し、何を提言してきたのでしょうか?
本展は戦後50年代から70年代までの日本の高度成長期に手がけられ、今や伝説ともなった16の住宅作品を、16人の建築家のコンセプトとともに探ります。

戦後の広島を象徴する広島平和記念公園・平和記念資料館の設計を手がけた丹下健三の「住居」(1953)からはじまり、伝統の探求のなかにそのヒントを得たもの、都市とのかかわりに思いをめぐらせながらその解法を表現したものなど、建築家は「住」を取り巻くさまざまな課題に向かいながら空間表現を追究していきました。

60年代、「住宅は芸術である」と篠原一男は宣言、住宅建築の重要性を提唱し、注目されます。万博後、70年代の建築家の眼は強く内部に注がれ、従来のやりかたに異を唱えるなど、斬新な表現を追究していきました。極小の敷地、限られた条件など必ずしも恵まれた状況にあるとはいえない日本の「住」。近代化のなかで私的かつヒューマンな空間である住宅に熱い視線が注がれた時代の建築を美術館で一挙ご紹介します。

戦後日本住宅伝説−挑発する家・内省する家 特設ウェブサイト展覧会チラシ(PDF:1962KB)

出品建築家/作品

1:丹下健三/住居(1953)
2:増沢洵/コアのあるH氏の住まい(1953)
3:清家清/私の家(1954)
4:磯崎新/新宿ホワイトハウス(1957)
5:菊竹清訓/スカイハウス(1958)
6:東孝光/塔の家(1966)
7:篠原一男/白の家(1966)
8:坂本一成/水無瀬の町家(1970)
9:白井晟一/虚白庵(1970)
10:宮脇檀/松川ボックス(1971/78)
11:毛綱毅曠/反住器(1972)
12:黒川紀章/中銀カプセルタワービル(1972)
13:原広司/原邸(1974)
14:石山修武/幻庵(1975)
15:伊東豊雄/中野本町の家(1976)
16:安藤忠雄/住吉の長屋(1976)

基本事項

会期 2014年10月4日(土) 〜12月7日 (日)
開館時間 10:00〜17:00
※10月12日、13日は19:00まで開館
※入場は閉館の30分前まで
休館日 月曜日
※ただし10月13日、11月3日、24日は開館し、翌日休館
観覧料 一般1,030(820)円、大学生720(620)円、
高校生・65歳以上510(410)円、中学生以下無料
※( )内は前売りおよび30名以上の団体料金
※ 11月3 日(文化の日)は全館無料
前売り券の取り扱い場所一覧
主催 広島市現代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
後援 広島県、広島市教育委員会、広島エフエム放送、尾道エフエム放送
協賛 ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜

関連プログラム

2014年10月4日(土)14:00〜15:30
オープニング鼎談「広島新世代建築家たちの視点」

広島を拠点とする次世代の建築を担う70年代生まれの建築家が、伝説の住宅のもたらしたインパクト、現在の試み、これからの住宅について語ります。

鼎談ゲスト:五十嵐太郎(本展監修者・東北大学教授)、小川文象(建築家)、土井一秀(建築家)
会場:地下1階ミュージアムスタジオ
定員:120名
※要展覧会チケット(半券可)
※当日10 時より受付にて整理券配布


2014年10月22日(水)14:00〜15:30
特別対談「住まうこと、建築、ヒロシマ」

広島の廃墟のなかに未来都市の姿を直感し「ふたたび廃墟になったヒロシマ」を1968 年に発表した磯崎氏と、広島を拠点に再生したヒロシマの原風景を建築に取り込もうと試みる三分一氏を迎え、廃墟から再生へと向かった広島で建築を巡ってお話しいただきます。

対談ゲスト:磯崎新(建築家・本展出品者)×三分一博志(建築家)
会場:地下1 階ミュージアムスタジオ
定員:120名
※要展覧会チケット(半券可)
※当日10時より受付にて整理券配布


2014年11月2日(日)13:00〜16:00(予定)
谷尻誠と行く、住宅・建築実見ツアー

坂の街・尾道で谷尻氏が設計を手がけた住宅やサイクリストのための施設(ONOMICHI U2)を歩いてめぐります。
案内人:谷尻誠(建築家)
場所:尾道周辺(現地集合、場所は参加者に後日連絡)
参加費:500円(他、交通費自己負担)
対象:高校生以上
定員:20名
※要事前申込、申込多数の場合抽選

[申込方法]
下記応募フォーム、または官製はがきで、参加者全員の氏名、年齢、代表者の住所、電話番号を明記の上、ご応募ください。10月10日(金)必着

*1通につき2名まで応募可
*応募者多数の場合は抽選し、当選者のみ10月17日頃までにご連絡します。


2014年10月5日(日)、11月30日(日)14:00〜15:00
学芸員によるギャラリー・トーク

担当学芸員が展覧会について解説します。
※要展覧会チケット、申込不要

houses

丹下健三《住居》1953 撮影:平山忠治

丹下健三《住居》1953 
撮影:平山忠治

黒川紀章《中銀カプセルタワービル》1972 撮影:新建築社写真部

黒川紀章《中銀カプセルタワービル》1972
撮影:新建築社写真部

磯崎新《新宿ホワイトハウス》1957 撮影:新建築社写真部

磯崎新《新宿ホワイトハウス》1957
撮影:新建築社写真部

篠原一男《白の家》1966 撮影:新建築社写真部

篠原一男《白の家》1966
撮影:新建築社写真部

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