オープン・プログラム《原爆-ひろしまの図》公開修復
2015年7月18日(土)〜9月27日(日)
丸木位里・俊夫妻によって描かれた《原爆-ひろしまの図》は、夫妻の代表作である〈原爆の図〉シリーズの集大成ともいうべき作品で、広島市現代美術館の開館に合わせて収蔵されるまで、広島平和記念資料館に長く展示されていたものです。制作から40年余りが経ち、剥落などの傷みが進む本作を、被爆70周年を機に修復し、ヒロシマを描いた所蔵品を次の世代に継承します。また今回は特別にこの修復作業を一般に公開し、美術館の重要な役割の一つでありながら、普段はあまり目にすることのない作品の保存事業についてご紹介します。
修復作業日程
会期中、下記の日程で修復作業を行います。
7月18日(土)、7月19日(日)、8月8日(土)、8月9日(日)、8月29日(土)、8月30日(日)、
9月12日(土)、9月13日(日)、9月26日(土)、9月27日(日)
※作業日以外の日については、修復中の作品とともに、記録映像にて修復作業の様子をご覧いただけます。
修復家:馬場秀雄(吉備国際大学教授)、棚橋映水(吉備国際大学専任講師)
基本事項
会期 | 2015年7月18日(土)〜9月27日(日) |
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開館時間 | 10:00〜17:00 ※入場は閉館30分前まで |
休館日 | 月曜日 ※7月20日(月・祝)、9月21日(月・祝)は開館し、7月21日(火)、9月24日(木)は休館 |
会場 | 地下1階ミュージアムスタジオ |
観覧料 | 無料 |
主催 | 広島市現代美術館 |
協力 | 吉備国際大学大学院 文化財保存修復学研究科 東洋美術研究室 |
こども向け関連プログラム
2015年8月9日(日)、8月15日(土) 各日10:30〜15:30※各回同内容
スペシャルワークショップ「インタビュー・ドローイング」
特別展「ライフ=ワーク」とオープン・プログラム「《原爆-ひろしまの図》公開修復」を鑑賞した後、参加者同士で「思い出に残っている出来事」についてインタビューをし、それをもとに「他人の思い出」の絵を描きます。
講師:後藤靖香(特別展「ライフ=ワーク」出品作家)
定員:各回20名(要事前申込、申込多数の場合は抽選)
対象:小学4年生~中学3年生 高校3年生
参加費:無料
8月22日(土)、29日(土)各日11:00~、14:00~(各回45分程度)
見よう!話そう!《原爆-ひろしまの図》
美術館のスタッフといっしょにお話ししたり、ワークシートに記入しながら修復中の《原爆―ひろしまの図》を鑑賞します。
対象:小学生以上
定員:各回20名程度
※参加無料、要当日申込
※各回開始30分前から受付、定員になり次第締切
[キッズガイド&ワークシートの配布]
鑑賞のヒントがつまった、キッズガイドやワークシートを無料配布します。
モカパス会員は上記関連プログラムの優先参加が可能です。申込方法等詳細はこちらをご覧ください。
【申込締切日】
・スペシャルワークショップ「インタビュー・ドローイング」/第1回:2015年7月21日(火)、第2回:2015年7月28日(火)