コレクション展2015-Ⅱ われらの狂気を生き延びる道を教えよ


本展では、被爆70周年にあたり、当館のコレクション作品の中からヒロシマをテーマとした作品を取り上げ、現代美術においてヒロシマの問題が作家のなかでどのように捉えられ、表現されてきたかを振り返ります。そしてそれらの表現のなかに、今なお核の脅威にさらされている現在の状況を生き抜く道を探ります。
原爆投下から70年という時が経ち、ヒロシマの出来事は私たちの記憶から遠ざかりつつあります。しかしながら、世界は脆い平和の上に成り立っており、ひとたび戦争が起これば、人類を破滅に導く核兵器が使用されないという保証はどこにもありません。さらにフクシマの問題が明らかにするように、私たちは今なお核の脅威にさらされているのです。
展覧会名「われらの狂気を生き延びる道を教えよ」は、本展出品作家アルフレド・ジャールの作品タイトルでもありますが、これはヒロシマと向き合ってきた小説家、大江健三郎が自らの短編集の表題としてイギリスの詩人オーデンの詩句から引用した言葉です。1945年8月6日以降、「ヒロシマ」は人類の普遍のテーマとして、さまざまな芸術活動のなかで語られてきました。現代美術もまた時代を映す鏡として、ヒロシマの意味を問い続けています。核問題を抱え続ける狂気の時代をいかに生き延びるか、その方法を探ります。

出品作家

ロジャー・アックリング、池田龍雄、井上覚造、小沢剛、フィリップ・キング、イヴ・クライン、佐藤時啓 +Wandering Camera、アルフレド・ジャール、土屋幸夫、土田ヒロミ、イサム・ノグチ、細江英公、ヘンリー・ムーア、アンジュ・レッチア、若林奮 ほか

開催概要

会期 2015年7月25日(土)〜10月18日(日)
開館時間 10:00〜17:00
※入場は閉館30分前まで 
休館日 月曜日(ただし9月21日(月・祝)、10月12日(月・祝)は開館、9月24日(木)、10月13日(火)は休館)
観覧料 一般370(280)円、大学生270(210)円、高校生・65歳以上170(130)円、中学生以下 無料
※( )内は30名以上の団体料金
主催 広島市現代美術館

井上覚造《地球は終わりぬ》1956

若林奮《DOME(ドーム)》1988

小沢剛《ベジタブル・ウェポン・スペシャルー牡蠣の水炊き鍋、とろとろ湯豆腐、美酒鍋/広島》2005

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