特別展靉嘔 ふたたび虹のかなたに


前衛アーティスト靉嘔の全貌に迫る展覧会。

様々な表現メディアを横断する前衛的な創作活動で知られる靉嘔(あいおう・1931〜)。1950年代に既存の権威主義や美術団体を批判して結成されたデモクラート美術家協会に参加し注目を集めた後、1958年に渡米し、ジョージ・マチューナスが主唱する前衛芸術運動フルクサスに参加しました。ニューヨークでの創作活動を通して靉嘔は様々な表現に挑戦します。美術家や音楽家、詩人といった異なるジャンルの表現者たちが交わる「イヴェント」と呼ばれるパフォーマンスへの参加や、希少性を排除して多くの人が手にすることの出来る「マルティプル」作品の制作、「エンヴァイラメント」と呼ばれる周囲の環境を取り込んだインスタレーションなどを次々と発表します。そして、線で描くことや構図を用いるという表現手法から脱却し、色相による表現に目覚めると、光のスペクトルの順にストライプで描く手法に取り組みました。絵画や版画、立体などの多様なメディアに虹色を重ねる作品を生み出し、「虹のアーティスト」として国際的に評価されるようになります。

本展は、代表的な虹のシリーズの作品をはじめ、観客が直に体験できるインスタレーション、世界各地で行ったパフォーマンスやイヴェントのドキュメントなどの展示を通して、これまでの活動の全容を辿るとともに、靉嘔の前衛精神を紹介します。

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