展示作品の紹介[WORKS]

Photo: Patrizia Tocci

【プレガリア・ムーダ】(2008-2010年)

「沈黙の祈り」と訳されるこの作品は、暴力の犠牲となった無名の人々ための作品。
土の塊をはさむ形で重ねあわせられたテーブルの幅は、標準的な棺とほぼ同じサイズであり、それらが100以上整然と並んだインスタレーションは、観る者を死者を悼むための静かな墓地へと招き入れるかのようです。そして板の隙間から伸びている草が、死の悼みを超えて再生する命について静かに語りかけます。


Photo: Joerg Lohse

【ア・フロール・デ・ピエル】(2013年)

大量の紅いバラの花びらを一枚一枚糸で縫い合わせた作品です。
この作品は死者への献花をサルセド独自の方法で実現したもので、展示室は静謐な祈りの場へと変容します。

一方で紅い花びらの重なり合った表面は、「皮膚の表面」という作品タイトルどおり、生々しい肉がむき出しになった皮膚のようにも見え、それに気づいた者は暴力がもたらす悲惨さを改めて思い起こすことになるでしょう。

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