Title
花はみんなどこに行ってしまったのか
Artist
アルパナ・カウル
Year
1995
Size
Material
Collection

作品解説

インド、ニューデリー出身の作者は、大学では文学を専攻し、独学で絵画を描き始めます。政治的な問題、特にインドにおける女性の社会環境を制作のテーマとしています。3つに分かれた画面には左から順に、水面と蓮の花、銃を持った数名の人物の横顔、黒い雨に打たれる女性と子どもが描かれています。誰もが平和を希求する心を持つにもかかわらず、現代社会に渦巻く様々な欲望によって、平和の象徴である蓮の茎は戦闘のための銃の肩ひもへと、生命を保つ青い水は原爆投下後の黒い雨へと変わります。何度も繰り返される悲劇に対して、いつその教訓を学びとることができるのか、私たちに問いかけます。

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